脱毛後に赤みが出るって本当?予防する方法も紹介

レーザー照射を受けた直後は、肌に一時的な変化が現れることがあります。

赤みや腫れ、ヒリヒリとした感覚などが一般的な症状です。

これらは治療を受けた方によく見られる反応で、心配する必要はありません。

多くの場合、2~3日程度で自然に治まっていきます。

今回は、レーザーで赤みが出やすい部位や予防方法について解説しましょう。

脱毛後に赤みが出やすい場所

脱毛後に赤みが出やすい場所はいくつかあります。

皮膚が薄い部分で発生しやすく、主な場所としてVIO、脇、顔といった場所です。

これらの場所についてどのように赤みが出るのかを見ていきます。

VIO

VIOは毛根が密集しているため、レーザー照射時に熱がこもりやすく、肌に赤みが出やすい部位です。

さらに、ムダ毛自体も太めになっていることが多く熱を持ちやすいことからその熱によって皮膚にダメージを与えることもあります。

VIOの皮膚は薄く、レーザーの刺激を受けやすいため、炎症が起きやすい箇所でもあるため、特に慎重な施術が求められます。

下着の締め付けによって発生する蒸れは痒みの原因にもなるのでその点も注意しましょう。

脇は毛が太く密集しているため、脱毛時に熱がこもりやすく、皮膚が赤くなりやすい部位です。

脇の太い毛が熱を吸収しやすく、その結果、皮膚に対して赤みやダメージが生じやすいのです。

そのため、脇の脱毛には特に注意が必要であり、赤みが出やすい部位として認識しておくようにしましょう。

顔のムダ毛は太くないものの、血管が多く集まっているため、レーザーの熱で血管が拡張し、血流が良くなることで肌に赤みが出ることがあります。

さらに、顔の皮膚はやや薄い部分もあり、それが赤みの原因となることもあります。

熱を吸収しやすい部分ではないものの、熱に反応しやすい部位が顔であり、赤みの出やすい部位として知られています。

脱毛後の赤みを予防する方法

脱毛後の赤みは炎症の前触れであったり、外見上良いイメージが得られなかったりとデメリットが多くあります。

そのため、ここでは脱毛後の赤みを予防する方法として入浴、刺激、日焼け、体調にフォーカスして解説しましょう。

施術直後の入浴を控える

脱毛を行った日の夜は、湯船に浸かることを避けるべきです。

入浴することで体温が上昇し、脱毛によって毛穴に閉じ込められた熱が皮膚の中で保持され、肌から放出される速度が遅くなります。

これによって赤みがひどくなってしまうことも珍しくありません。

このような原因の対策として脱毛後の当日の夜は、ぬるめのシャワーで済ませるように心がけましょう。

外部からの刺激を避ける

脱毛後は、肌に過度な刺激を与えないように注意が必要です。

例えば、夏季に蚊に刺されてかゆみを感じた際、掻くことで肌に損傷を与える可能性があります。

脱毛後の肌は特に敏感なので、かゆみを感じた場合は掻かずに薬を塗布するようにしましょう。

ただし、ステロイド入りの薬は肌トラブルを悪化させる可能性があるため、使用を避けることをお勧めします。

日焼けをしない

日光を過度に浴び続けることには慎重になる必要があります。

紫外線は肌に損傷を与える可能性がありますが、脱毛後の皮膚はさらに大きな損傷を受ける可能性があります。

外出時には、脱毛した部位を露出させないような服装を心掛けることが重要です。

また、顔など紫外線を避けられない部位を脱毛した場合は、日焼け止めクリームの定期的な塗布や日傘の使用をお勧めします。

体調を整える

体調が不調になると肌の状態にも影響が出ます。

特に生活リズムの乱れは肌に大きな負担をかけ、脱毛後の皮膚はバリア機能が低下しているため、不規則な生活習慣や睡眠不足は肌のターンオーバーを乱し、赤みを引き起こす可能性があります。

規則正しい生活と野菜の摂取、ビタミン補給が肌の状態改善に役立ちます。

適切な睡眠を確保し、過度な飲酒や脂っこい食事を控えることも重要です。

まとめ

今回は脱毛後の赤みについてまとめました。

顔や脇、VIOなどは熱に反応しやすく、皮膚が薄く、ムダ毛が多い部位のため、赤みが出やすいです。

これを予防するためには、入浴や外部刺激を避け、日焼け対策や体調管理が重要です。

これらの点に注意して快適な脱毛を受けるようにしましょう。

そうすることで、より納得の行く脱毛を受けることができるようになるはずです。

脱毛する際に気を付けたい注意事項を解説

近年では美容としてだけでなく、衛生面でのメリットも注目され、老若男女問わず興味を持つ人も増えてきている脱毛。

ですが本来自然に生えているものをあえて除去する行為でもあるため、その前後には人体を守る上で意識し画法が良いこともあります。

この記事ではそんな、脱毛処理の当日や前後に注意するべきことについて解説します。

脱毛前後の注意事項

まずは脱毛の施術を受ける前後に注意するべき点について紹介しましょう。

これらは脱毛処理そのものではないためクリニックによるケアは基本的にはなく、自分自身で意識する必要があります。

施術の1~2日前に自己処理をする

脱毛施術を受ける前には、基本的にムダ毛は自己処理をしておいたほうが良いとされます。

レーザー施術などは主に毛穴に対して行われるため、その上の皮膚から先に出ている部分は場合によって施術の邪魔にもなるからです。

ですがカミソリなどによる処理は肌へのダメージがあるので、施術前日などにはおすすめできません。

1~2日前には済ませておきましょう。

保湿を怠らない

脱毛処理は肌に対してダメージを与え、バリア機能なども低下させます。

その現象として顕著なものの一つが肌の乾燥で、乾燥した肌は外部からの刺激に弱く、病気なども侵入しやすい状態となります。

施術を受ける前からできるだけ保湿は怠らず、保湿クリームをしっかりと塗ってケアするなどして、乾燥に備えておくべきだと言えます。

毛を抜かない

自己処理をしていると、少し気になった毛を見つけたら思わず自然と抜いてしまいたくなるかもしれません。

しかし毛を抜くという行為は肌へのダメージが強いというのは感覚的にも、しばらく痛みが残ることからもわかるのではないでしょうか。

こうした毛穴の傷は脱毛施術を受けた際にかなりの痛みになる可能性は高いので、手は付けないようにしましょう。

日焼けを避ける

紫外線による日焼けも肌へのダメージの代表的なものの一つです。

レーザー脱毛そのものが肌にダメージを与える行為であるため、それより前に肌にダメージを蓄積させてしまうのは良いことではありません。

また脱毛レーザーはメラニンに反応するので、日焼け肌には向いていないとされています。

あまりに焼けすぎている場合には施術を断られることもあるので気をつけましょう。

体温を上昇させる行為をしない

体温を上げることは肌に熱を蓄積させやすい状態を作ることでもあり、脱毛前にはおすすめできません。

また血行が良くなると脱毛後に炎症を起こしやすくなるので、その点でも気をつけるべきでしょう。

具体的には過度な運動や飲酒などが体温を上げやすく、その状態が次の日まで続く可能性もあるため、できるだけ安静にしましょう。

薬の服用や予防接種を避ける

薬の服用や予防接種なども脱毛前にはNGな行為となります。

薬の種類によってはレーザーが強く反応して皮膚炎などを起こすこともあるため、状況によっては脱毛ができなくなる可能性もあります。

影響があるかもしれないとされる薬の種類は多く、普通の風邪薬からキノロン系抗菌薬、抗ヒスタミン薬、抗不安薬、抗がん剤など多岐に渡るので、事前に相談しておくと良いでしょう。

脱毛当日の注意事項

ここまでは施術前後の行動について解説してきましたが、ここからは当日に注意すべき点について触れていきましょう。

特に影響が顕著に出る当日だからこそ、避けておくべきものも多くあります。

日焼け止めや制汗剤を使わない

先ほど、脱毛処理の前後は日焼けを避けるということについて解説しましたが、逆に当日に日焼け止めや制汗剤を使うことも辞めておくべきです。

少し複雑になりますが、日焼け止めなどには紫外線を避けるために反射する機能があるので、これが脱毛レーザーを反射してしまうのです。

結果的に脱毛効果が弱くなるので気をつけましょう。

すっぴんor薄化粧で行く

化粧に関しても日焼け止め同様です。

脱毛レーザーは毛などのメラニン色素の直接作用するため、効果が薄くなる可能性があります。

また肌に傷がつくので、化粧などが不衛生になる恐れもあります。

大抵のクリニックやサロンでは事前に化粧が落とせるようにメイクルームなども完備していますが、はじめから薄化粧やすっぴんのほうが余計な手間を取らずに済むでしょう。

肌への刺激が少ない素材の服を選ぶ

脱毛に行く際の服装は基本的にどのようなものでも構いませんが、施術後のことを考えれば、できるだけ刺激の少ない素材の服が良いと言えるかもしれません。

脱毛直後の肌はダメージが残っており、感覚も敏感になっています。

擦れたり蒸れれば炎症を起こしてしまう可能性もありますし、何よりも過敏になった肌には刺激が強くなります。

まとめ

脱毛処理は基本的に肌にダメージを与える行為であるため、前後の行動も当日の行動も、それを基準として考えると理解しやすいと思います。

ただし当日に関しては脱毛処理のしやすさも関係してくるため、日焼け止めや化粧など別の気遣いも必要です。

適切な行動をとり、脱毛効果を最大限まで高め、ダメージを最小限に抑えられるようにしましょう。

脱毛機のジェントルマックスプロは効果ある?メリット・デメリットなど

最新脱毛機ジェントルマックスプロの特徴や、導入しているクリニックの選び方、そしてメリット・デメリットを徹底解説します。

効果的な脱毛を目指す方必見の情報を紹介し、安全性と効果を両立した医療脱毛の実態に迫ります。

ジェントルマックスプロの特徴

ジェントルマックスプロは従来の脱毛機とは異なる特徴として2種類のレーザーを使用することや冷却ガスの活用、効果の実感できる時期があります。

それぞれについて解説しましょう。

2種類のレーザー

ジェントルマックスプロの特徴は、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2種類を使用することにあります。

この特徴的な組み合わせにより、幅広い毛質に効果的に対応しているのです。

さらに注目すべきは、レーザーフェイシャル機能の搭載です。

脱毛効果だけでなく、美肌効果も同時に期待できる一石二鳥の施術が可能になっています。

多機能性と高い効果性を兼ね備えた最新脱毛機器といえるでしょう。

冷却ガスで痛みを抑える

ジェントルマックスプロは施術中に皮膚へ冷却ガスを噴射する機能を備えています。

これにより皮膚表面の温度を下げ、痛みを大幅に軽減する特徴があります。

これにより従来よりも快適な脱毛体験が可能になりました。

痛みへの不安を解消し、効果的な脱毛を実現する画期的なシステムとして注目されている特徴といえるでしょう。

5回以上の施術で効果を実感

ジェントルマックスプロによる脱毛効果は個人差があるものの、一般的に5回以上の施術で実感できます。

部位や毛質により必要回数は変動し、脇や腕、足など毛が濃い箇所では3回程度で効果を感じる場合もあり、短期間での脱毛完了も期待できます。

個々の状況に応じた適切な施術計画が、効果的な脱毛の鍵となります。

ジェントルマックスプロがある医療脱毛クリニックの選び方

ジェントルマックスプロは魅力的な医療脱毛の機器です。

しかし、利用できるクリニックは限られており、そのクリニックも選んで受診することが重要です。

ここではそのポイントを紹介しましょう。

通いやすい場所・時間

まず、ジェントルマックスプロを受けられるクリニックは通いやすい場所や利用しやすい診療時間のところを選ぶのがおすすめです。

ジェントルマックスプロの性能でも一回の施術で全ての脱毛が終わるわけではありません。

効果を実感するのに通院する必要があります。

そのため、通いやすい場所にあり、なおかつ受診しやすい診療時間のところを選ぶのがおすすえmです。

予約の取りやすさ

予約の取りやすさもポイントと言えます。

ジェントルマックスプロは人気の脱毛機です。

そのため、予約が取りにくいクリニックも少なくありません。

そういったクリニックではなく、比較的予約の取りやすいところやまとめて予約が取れるところを選ぶようにすると、脱毛の効果が出やすい間隔で通院できるでしょう。

料金相場を比較

医療脱毛はそれなりの費用が発生します。

そのため、料金の比較も行いましょう。

ジェントルマックスプロを使っているクリニック同士でも料金設定が異なります。

そのため、最適な料金で施術してくれるクリニックを選ぶことも重要です。

同じ時間、同じ部位で料金が全く違うというケースもあるので、受診前に必ずチェックしておきましょう。

追加料金の有無を確認

クリニックの施術によっては追加料金を設定しているところもあります。

例えばシェービング料金を追加で請求するところや麻酔料金もクリニックによって異なります。

それぞれ無料で提供しているところも見られるため、追加料金の有無や料金金額をチェックしてお得にジェントルマックスプロの利用ができるところを選びましょう。

ジェントルマックスプロのメリット・デメリット

最後にジェントルマックスプロのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

それぞれどのようなものか知っておくことで、より快適にジェントルマックスプロの施術が受けられるでしょう。

メリット

ジェントルマックスプロの最大のメリットは照射範囲の広さです。

1回で照射できるところが広範囲なので短期間で施術の官僚が期待できます。

なるべく早い段階で効果を実感したい人にとって、特におすすめできるメリットといえるでしょう。

また、美容効果の期待できるレーザーも同時に証やしている点も強みとして挙げられます。

デメリット

デメリットは、毛の濃い部分のレーザー照射で痛みを感じやすいことです。

使用しているヤグレーザーの出力は医療用で強力になっており、それが痛みを引き起こしやすいとされています。

ただ、冷却装置の完備やクリニックでのアフターケアにより、施術後の痛みを引きずることはあまりないといえます。

ただ、それなりの痛みが施術中にあることは確かです。

まとめ

最新の脱毛機の一つであるジェントルマックスプロについて解説しました。

ジェントルマックスプロは冷却装置の搭載や2種類のレーザー、痛みを和らげる冷却装置など様々な機能を備えています。

それらの機能を使いこなすクリニックの選び方についても解説しました。

これらの情報をもとに自分にあったジェントルマックスプロの施術が受けられるクリニックを探してみましょう。

毛周期ってなに?脱毛する際に気をつけたいこと

脱毛で知っておきたい知識に毛周期があります。

今回はこのについて解説します。

さらに部位別に異なる毛周期についても触れ、それぞれの特徴を紹介します。

これらのポイントを押さえることで、脱毛効果を高めるコツも詳しくまとめました。

脱毛を検討している方にとって、きっと役立つ情報が得られるでしょう。

脱毛に大切な「毛周期」とは

毛周期とは3段階の周期を繰り返す、毛の再生サイクルをいいます。

ここではその毛周期である成長期、退行期、休止期についてまとめました。

このタイミングを知ることで最適な脱毛タイミングが理解できるでしょう。

成長期

毛が成長する成長期は、「成長前期」と「成長後期」に分けられます。

この時期には毛根の毛母細胞が活発になり、毛が伸びていきます。

レーザー脱毛の効果があるのは、毛周期の「成長前期」と「成長後期」の毛だけです。

この時期の毛はメラニン色素が多く、レーザーが毛根に届きやすいため、効果的に脱毛ができます。

なるべくこのタイミングを狙って脱毛するのがポイントです。

退行期

退行期は毛の成長が止まり、抜け落ちる準備を始める時期です。

この時期の毛はメラニン色素が薄いため、レーザーにあまり反応しません。

そのため、退行期の毛にレーザーを照射しても毛根細胞を破壊できず、脱毛効果はほとんど得られません。

このタイミングで脱毛をしても満足のいく結果が得られにくいので注意が必要です。

休止期

休止期の毛は成長期に向けた準備期間で、脱毛効果は期待できません。

理由は、メラニンが少なく色が薄いため、脱毛機の光やレーザーが反応しづらいこと。

そして、毛と毛乳頭が離れているため、熱が毛乳頭に伝わらず、ダメージを与えられないことも上げられます。

このため、毛が抜けても再び生えてくる可能性があります。

部位別の毛周期の目安

毛周期について解説しましたが、実は部位別の毛周期の目安というものも存在します。

ここではその目安についてどのようなものなのか、主な脱毛部位別にそれぞれ解説をしていきましょう。

VIO・脇

VIOや脇は成長期に4ヵ月、休止期にい3ヵ月かかります。

さらに脱毛が期待できる成長期の毛の割合はいつのタイミングに施術しても全体の30%程度であり、4回以上通って脱毛を受ける必要があります。

部位によって細かく周期が異なるものの脇とVIOはほとんど連動しているため、脱毛を受ける場合は同じようなタイミングで受けるとよいでしょう。

足・腕

足と腕の毛周期も紹介します。

まず、足の成長期は16週(約3.7ヵ月)で、休止期は長めの24週(約5.5ヵ月)です。

このため、成長期にあるムダ毛の割合はわずか20%になっています。

一方、腕は成長期が3週(約3ヵ月)、休止期が18週(約4.1ヵ月)です。

こちらも成長期の割合が20%であり、5回以上通う必要があります。

顔は部位によって大きく異なりますが、成長期がとにかく長い特徴で共通しています。

例えば、鼻の下は成長期が16週(約3.7ヵ月)、休止期が6週(約1.4ヵ月)となっており、成長期は常に65%です。

同様にあご部分も成長期が1年、休止期はわずか10週(約2.3ヵ月)です。

これによって全体の70%が成長期にあるため脱毛効果が短期で期待できます。

毛周期に合わせて脱毛効果を高めるコツ

最後に毛周期に合わせた脱毛効果のコツについて解説しましょう。

そのポイントとして数ヵ月に1回の施術、徐々に間隔を開けるといったポイントです。

それぞれ見ていきましょう。

2~3ヵ月に1回施術を受ける

まず、2~3ヵ月に1回脱毛の施術を受けることです。

先ほど紹介したような周期で成長期と休止期を繰り返していきます。

ただ、部位によって大きく異なるため、最初は2~3ヵ月に1回を行うことでどのような部位でも成長期に効率よく照射できるとされています。

このタイミングでまずは予約を入れていくようにしましょう。

だんだんと間隔を空けていく

だんだんと間隔をあけていくのもポイントです。

常に同じタイミングで脱毛をすると休止期のムダ毛に照射できずに終わってしまうことがあります。

そのため、タイミングをずらす意味でも間隔を開けていくことで休止期だったムダ毛が成長期に入ったタイミングに脱毛を施術することができるのです。

このように工夫をしてみましょう。

まとめ

今回は、脱毛の毛周期について解説しました。

毛周期は主に脱毛の効果が期待できる成長期とそうでない退行期、休止期があります。

しかも部位によってそのタイミングが大きく異なることについてもまとめました。

それらの違いを知りつつ効率よく行うためには、最後に紹介したポイントをもとに施術を受けるのがおすすめです。

脱毛する回数が気になるなら「医療脱毛」

脱毛を始めても、すぐにツルツルの肌が手に入るわけではありません。

何度も施術を重ねることで少しずつ変化が出て、だんだんと理想の肌に近づいていきます。

とはいえ、少しでも早く綺麗になりたい、効率的に脱毛したいと考えているかたがほとんどでしょう。

完了までの目安となる回数と、効果を実感しやすくするためのポイントを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

少ない回数で脱毛したいなら「医療脱毛」を選ぼう

少しでも早く脱毛を終わらせたいかたは、サロンの脱毛ではなく、クリニックで医療脱毛を受けることをおすすめします。

その理由について詳しく説明していきましょう。

医療脱毛とは

医療脱毛は、クリニックで受けられる美容施術です。

医療免許を持っている有資格者だけが扱えるレーザーマシンを使い、ムダ毛を生やす毛根や毛母細胞にダメージを与えることで再生能力を奪います。

医療脱毛の効果は永久脱毛の定義に当てはまるもので、完了後のムダ毛の再生率が非常に低いのが特徴です。

1回の施術効果が強く感じられ、トータルの回数を抑えられます。

医療脱毛とサロン脱毛の違い

サロンで受けられる光脱毛でできるのは、毛根や毛母細胞の働きを弱らせて、ムダ毛が生えるのを抑制したり、減毛する効果に留まります。

医療脱毛のように細胞を死滅させる医療行為はできないので、比較すると効果は緩やかです。

照射を続ければ十分綺麗になりますが、出力が弱いことから医療脱毛の倍程度の回数が必要になります。

医療脱毛の効果が現れるまでの回数

1回の効果が高く、少ない回数で脱毛効果を期待できるのが医療脱毛の特徴です。

自己処理の負担が減る回数や、カミソリや毛抜きの出番がなくなる回数の目安について、具体的に解説していきます。

自己処理が楽になるまでの回数

元々のムダ毛の生えかたにもよりますが、多くのかたが自己処理の回数が減ったと実感するのが、3回の施術を受けた後です。

脱毛してから1週間から10日ほどでするりとムダ毛が抜け、何度か照射を続けていくうちに生えてくるムダ毛が減ってきたことを感じられるのが、3回目を終えて2週間程度経ったあたりになります。

自己処理が不要になるまでの回数

再生してくるムダ毛も細く頼りないものになり、ほとんど目立たなくなってくるのが5回から8回程度です。

ワキやVIOラインなど、濃く生えている部位はまだ残っているでしょうが、腕や脚といった人目が気になる部位はほぼ目立たなくなるので、カミソリの出番も数週間から1か月に1回程度に減らせるようになります。

永久脱毛までの回数

ほぼムダ毛が再生してこなくなるまでには、8回から10回程度照射が必要です。

医療脱毛のプランは5回から6回が1セットになっていることが多いのですが、産毛や、より濃くムダ毛が生えている部位も含めて完璧な脱毛を目指したいかたは、10回前後を目安に施術を続けています。

ぱっと見目立たないムダ毛もまとめて処理し、ツルツル肌にしたいかたは回数が多くなる傾向です。

【部位別】医療脱毛にかかる回数

顔や腕、ワキなど部位によっても、脱毛完了までに必要な回数が異なります。

効果の表れかたに個人差はありますが、満足いく仕上がりになる大体の目安について解説していきましょう。

顔に生えている産毛は細く、色も薄いことからレーザーに反応にしにくいため、効果が出るまで時間がかかります。

自己処理が楽になるまでには大体8回から10回、必要なくなるまでは15回前後です。

ただ、産毛は毛周期が短いことから、施術期間自体が長引くことはありません。

サロンの脱毛と比べても少ない回数で完了します。

腕・脚

カミソリや毛抜きがほとんど必要なくなるまでは5回から7回、ツルツルにしたい場合は8回から10回が施術回数の目安になります。

腕や脚は露出する機会が多いことから、多くのかたが最も綺麗に見せたい部位でしょう。

照射を重ねていくと、ムダ毛だけではなく、自己処理した後の毛穴の黒いぽつぽつも少しずつ目立たなくなっていくのが嬉しいポイントです。

お腹・背中

お腹や背中は、腕や脚と比べても生えているムダ毛は細く、あまり目立ちません。

その分、1回で得られる脱毛効果が落ちてしまうことから、自己処理がほぼいらなくなるまで5回から9回、永久脱毛が完了するまで10回から14回程度照射が必要になります。

ただ、ほぼ服で隠れる部位ですので、脱毛中は人目に触れる機会が少ないのは安心です。

ワキ

ワキは脱毛を希望するかたが特に多い人気の施術部位です。

医療脱毛の場合は5回から7回程度で処理する機会がほとんどなくなり、8回から10回でほぼツルツルになります。

照射範囲が狭いことから、1回の施術時間が短いのもワキ脱毛の特徴です。

また、施術料金も比較的安価ですので、気軽に脱毛を始められます。

VIO

VIOライン脱毛は、毛量が減ってくるのが5回目くらいからです。

7回から10回でほとんど目立たなくなり、11回から15回程度でツルツルになります。

ただ、元々の毛量が多いかたはさらに回数が必要な場合もあるので注意が必要です。

敏感な部位で痛みが出やすいことから、出力を抑えて照射した場合には効果が表れるまで時間もかかります。

少ない回数で医療脱毛の効果を実感する方法

医療脱毛は、施術を受ける際のちょっとした意識や、普段のスキンケアによっても効果の表れかたに違いが出てきます。

少しでも効率的に脱毛したいかたはポイントを押さえておきましょう。

毛周期に合わせて施術を受ける

脱毛する際に特に気をつけておきたいのが、毛周期に合わせて定期的に施術を受けることです。

照射するレーザーは、成長期の体毛に作用します。

そのため、2か月や3か月といった一定周期で繰り返し脱毛し、成長途中のムダ毛に満遍なくダメージを与える必要があるのです。

予約の取りやすい、クリニックを探して通い続けるようにしましょう。

自分の肌や毛に合った脱毛機を選ぶ

医療脱毛で使用されているレーザーマシンは、波長の長さによって濃いムダ毛に強い、産毛にも効果的といった特徴がありますので、自分の肌質や毛質に合ったものを利用すれば脱毛効果が高まります。

そのため、できるだけさまざまなマシンが置かれているクリニックを選ぶのがおすすめです。

診察した上で、患者に合ったマシンを使った施術を受けられます。

保湿ケアや日焼け対策を怠らない

脱毛を受けている期間は、普段より念入りに保湿を心がけましょう。

油分と水分のバランスが保てていればバリア機能が高まり、照射時の痛みを感じにくくなったり、トラブルが起こりにくくなるなどメリットが豊富です。

また、日焼けして肌が黒くなると、安全のために施術が受けられなくなる場合があります。

紫外線対策は徹底してください。

まとめ

体毛の生えかたには個人差がありますから、脱毛完了までに必要な回数はあくまでも目安です。

プランを選ぶ際には、カウンセリングで最終的にどんな状態に整えたいのか、どのくらいに期間で施術を終えたいのかよく相談した上で回数を決めてください。

専門家が患者それぞれの状態を確認して提案してくれます。

不安を解消した上で脱毛を始められますので心配はいりません。